(画像はhttp://t2apac.com/より引用)
T2 Asia-Pacific – Pan-regional Table Tennis League
の第2ラウンドに張本智和選手が出場しています。
T2APACは今年から新たに作られたプロリーグですが、
通常の卓球のルールと違う点もありますが、
1ゲームが11点であることは違いなく、
サービスも2本交代。
なので、1ゲームとしてはだいたい同じです。
(ただしデュースはありません。)
7月11日から15日までの予定です。
7月12日の張本選手の対戦相手は、
WANG CHUQIN 選手でした。
第1セット11-10で勝利
第2セット7-11で落とす
第3セット11-10で勝利
第4セット11-5で勝利
第5セット5-4で勝利
ということで、
セットカウント4-1で勝利でした!!
↑の得点経過を見て、通常のITTF(卓球連盟)の大会と
違って変な数字になっているのがわかるかと思います。
第2セット7-11で落とす
第4セット11-5で勝利
↑この青部分は国際ルールと同じですが、
第1セット11-10で勝利
第3セット11-10で勝利
↑この部分は通常の国際大会ではありえません。
国際大会だけでなく、通常の卓球大会ではありえません。
普通は10-10になった時点で、
デュースになり、どちらかが2点リードするまで
終わらないというルールだからです。
ですが、T2APACは特別ルールでデュースがありません。
デュースになると無駄に試合時間が長くなるため、
それを避けるためにデュースはなくしています。
(これはこれで結構いいことかも??)
そして、
第5セット5-4で勝利
↑というのも不思議な数字です。
実は
T2APACでは、1試合は25分と決まっています。
そうすることによって無駄に長くなることを防いでいます。
25分以内ならたとえ10ゲームだろうと行います。
(普通は5ゲームくらいで収まることが多いです)
そして、25分を経過した、そのゲームでは、
もしも両者ともに5点に達していなければ、
5点に達したほうをそのゲーム勝利とします。
(どちらかが5点以上でリードしていたら、その時点で終了です。)
張本選手がセットカウント4-1で勝利した
対戦相手WANG CHUQIN 選手のことが気になります。
どんな相手だったのでしょうか?
対戦相手のWANG CHUQIN (王楚欽)選手は中国の選手です。
西暦2000年生まれの現在17歳です。
youtubeで検索をすると
「Dimitrij Ovtcharov vs Wang Chuqin (Chinese Super League 2015)」
というタイトルの動画を発見しました。
2年前ですから、当時15歳でしょうか?
現在世界ランキング4位のオフチャロフ選手に勝っています。。。
(2015年のオフチャロフ選手の世界ランキングは
現在と変わらず、4位から6位の間を推移しています。)
14歳の張本選手が世界ランキング一桁の選手に勝つのも
すごいですが、中国には本当に強い選手が隠れている物ですね。
2017年7月に行われた、
アジアジュニア卓球選手権大会のシングルスでは
世界ランキング93位の木造選手を決勝で破り優勝でした。
木造勇人 | 0 | 8-11 6-11 5-11 |
3 | 王楚欽 (中国) |
王楚欽の楽勝です。
以下木造選手の試合後のtwitterコメントです。
中学1年生の時から今年まで出させてもらっている最後のアジアジュニアが終わりました!!決勝は勝ちたかったけど実力差を感じました
というように、完全に実力の違いを認めています。。。
そんな、超強いアジアジュニアチャンピオンに勝ってしまう
14歳の張本智和選手。さすがです。
ちなみに、
張本選手に負けた翌日、
世界ランキング6位のBOLL Timo選手と試合をした、
王楚欽は3-2で勝利しました。
T2は卓球の国際ルールとは違う部分もありますが、
勝った試合も負けた試合も成長につながって欲しいです。
がんばれ張本智和選手!!